7号館の5階

院生なんてこんなもの

捏造

日光で准教授殿とホテルで同室だった派遣社員卿。その派遣社員卿から面白い話をリークしていただきました。



派遣『なんかね〜、先生、キミのこと心配してたよ?病んでるんじゃないかって。』



どちらかといえば病んでいる自信はありますけれど、そんなに心配されるほど末期症状でしたっけ?



『先生結構本気で心配してたよ?なんかキミが研究が上手くいかなくて、研究室で壁に頭をガンガン打ちつけてるらしい、って話を聞いたらしくてね〜』



ちょっと待って何ですかその頭を打ち付けてるってのは?



僕も研究室生活が長いですので、何かやらかした場合、ものすごい誇張とともに光速で先生に伝わるってことは先刻承知いたしておりますが、ゼロから話が生み出されたケースは今回が初です。



でも、自分で先生に

『ぼく病んでません』

とか言うと、かえって取り返しのつかない誤解を生みそうですので、一体どうしたものか、思案のしどころです。



とりあえず、誰だか知りませんが、上記のオモシロイお話を造っちゃった作家くんは、ちゃんと後始末をしておいてください。よろしくお願いします。
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余韻

やっと東京に帰ってきました。



飛行機を乗り逃したパリ。

観光名所以外はとてもとてもキタナイ街だったフィレンツェ。

スーツケースが届かずにTシャツとジーンズで参加した学会。

酔いつぶれたピサの夜。

ひどく不味かったエールフランスの機内食。

25kgの荷物を持ったまま日光に直行する強行軍。



あの全てが夢だったような。それでいて、自分が東京にいることの方が変なような。なんとも不思議な気分です。



もう少しこの不思議な旅の余韻に浸っていたいところなのですが、目前にせまる大量の洗濯物と今日提出期限の書類、それから炊飯器の中の2週間前のゴハンが、僕を現実の世界へじわじわと導きつつあります。
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誘眠

帰国しました。そのまま成田より直行で、次の学会の地、日光へ来ております。



帰りの飛行機がイヤに寒くて、すっかり風邪をひいてしまいました。のどの痛みと若干の鼻水。困ったものです。



早く休みたいところのですが、時差ボケのせいでしょうか?さっぱり眠くありません。こんな時は少し寝酒というのもいいかもしれません。



さて、部屋の片隅のスーツケースの中から、お土産のワイン数本がひときわ異彩を放っております。


僕のいる場所から、近くのコンビニまで片道20分。スーツケースまでは2秒。ハテ、どうしたものか…
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不着

無事にフィレンツェには到着いたしました。ただし荷物がまだ届いておりません。これで今年行った海外出張は2回中2回ともロストバゲッジ。どんだけ日ごろの行いが悪いんでしょう?



スーツケースの中にはスーツ一式が入っているとか、発表資料を修正するためのデータが入っているとかいうのもありますが、とりあえず着替えがないことに一番閉口いたしております。



というわけで、同室の師匠や派遣社員卿と



師匠 『あ、ここにコインランドリーあるで?』

僕 『ここまで洗濯物を持ってくるってことは、ぼくは全裸でここまで来るってことですよね?』



とか、



派遣 『新品のパンツ持ってきてるから、あげようか?』


僕 『最悪のときは貸してください。帰ったら買って返します。』


派遣 『いいっていいって。パンツぐらいおごってやるよ。』



とか、なにやらフシギな会話が繰り広げられております。



あとで、すこし学会を抜け出して、最低限の生活用品を買いに行こうかなぁ、と憂鬱な気分であります。
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遅刻

旅立って早々アレですが、とりあえずパリーフィレンツェ間の飛行機を乗り逃してしまい、パリで一泊しなくてはならなくなりました。



しかも、航空券の変更でXXXユーロ。もうみんな涙目です。



教授も含めて4人、な。



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上記写真は、急遽とったパリ北駅付近の安宿にて。



ちなみにこの後、ダブルベッド2つを4人で使用しました。もちろん、教授も含めて、です。
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置書

あと10時間ぐらいでイタリアの学会に向けて出国です。



帰国自体は24日の早朝ですが、その足でそのまま日光の学会に行かなくてはなりませんから、東京に戻ってくるのはたぶん27日あたりじゃないかと思います。



3連休が2回もつぶれるのが残念で仕方ありません。



何か連絡がありましたら、いつものように、メールでお願いします。普段のメールで大丈夫だとは思いますけれども、通じてなさそうでしたら、『名前.苗字@gmail.com』とか『某SNSのメッセージ』とか、そっちのほうで。



気が向いたら、僕の机の上のプラントに水をやっておいてください。お願いします。
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道連

研究室の先輩Oさんは、本日ドクター論文の中間審査。終わった後は開放感に満ち溢れておいででした。



一方、僕といえば出張前で例によってあたふた。とてもとてもお忙しいのです。



そして、そこへ悪の枢軸、登場。



准教授 『Oくん、お疲れ様。え、何?飲みに行きたいわけ?』


Oさん 『いやあ、皆さんお忙しいようですから…』


准教授 『じゃあ、晩御飯ってことでみんなで行きましょうか。で、私とOくんだけ飲むってことで』



うわあ、こっち見ないでくれ!Oさん!さっき缶ビール1本付き合ったじゃないですか!あれで精一杯ですってば!!



必死のアピールも空しく、強制晩御飯イベント発生。そして、最初のお約束はどこへやら、結局僕らもまたビール。



普段ならたいしたことない量なんでしょうけれども、今週は徹夜と半徹夜を重ねましたので、正直ヘロヘロです。もちろん発表資料はまだ全っ然できておりません。なんかとっても楽しくなってきました。
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報道

Q州の師匠から、今度放映されるTV番組のプロットをいただきました。師匠のところのボスと、それからウチの学科の某S先生も取材されたようですね。



しかし…この内容はあんまりです。



あらかじめ、ものすごいイイカゲンなストーリーが、シロウト(TVスタッフ)の手によって作られて、取材と称して業界の権威の先生がしゃべっている姿を撮影、その一部分を編集して自分たちに都合のいいように使う、という手口。



某なんとか大辞典なんて、本当に氷山の一角で、あの事件は見せしめにも教訓にも、何にもなっていないんだなぁ、というのが正直な感想。おそらくほとんどのバラエティ系科学番組は、スタッフの勝手な想像によって捏造された、間違った内容しか放送されてないんだろうなぁと、おぼろげながら想像しております。



ちなみに、ウチの教授はTV出演等がキライで、依頼があってもいつも断るんだそうです。やっぱり科学者は真実を伝えるべきとお考えであるから、こういうのには協力できないものなのか…



…というと、全然そんなことではないらしく、

『いやぁ、だってね、拘束時間のわりにギャラ悪いんですよ、アレ』

ですって。
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方言

まがりなりにも東京出身ですから、自分に方言があるなんて露ほども思っておりませんでした。



「かゆいところをかく」というときにつかう『掻く』っていうのは、僕の中では『かじる』なのです。



東京出身の友人に「え、かじるって?歯で、こうやって、ってこと?」と歯で腕をかじるマネをされたときには、もうどうしようかと思いました。



そういわれてしまうと、腕ぐらいならまだ良いですが、頭をかじる、とか、背中をかじる、なんて使い方をすると、シチュエーションが変わって、ちょっとオオゴトになりそうな感じです。



調べたら、『掻く=かじる』なのは甲州弁なんだそうですね。なるほど母方の祖母は山梨出身です。親から子に伝わるコトバというのは、やっぱり母系なんでしょうか。



今更直らないでしょうから、頭だろうが背中だろうがすねだろうが、せいぜいこれからも『かじり』続けることにしようと思っております。
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鯛焼

たまたま書類を出しに事務員さんのところへ行ったら、教授がいらして、『ちょうど良かった、Yくん、鯛焼きが1個余っていたんだよ。』とのコト。



柳屋の鯛焼き、といえば、行列が出来るほど有名なんだそうですね。



甘いモノ、ダメではないのですが、お茶か何かないと正直厳しいところです。でも、教授見てるし…ということで、その場で半分ほどいただいて「ああ、美味しいですね!」と笑顔で一言。



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かつて鯛焼きと呼ばれたモノ



正直な話を申し上げれば、別に、フツー。あえて褒めると、妙な加工がしてなくて、ソボクなお味。行列が出来るからといって、必ずしも美味しいとは限らないことは、学食で証明済みですが、それにしても、これが「東京3大鯛焼き」のひとつなんですか。ふうん。



とまあ、こんなことを書いてしまって、教授にこのブログがばれたらどうするんだ、というお話。たぶん最優先でこの記事は消しますが。僕が記事を消すのが先か、教授が僕を消すのが先か。
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名簿

見知らぬ業者から、高校の同窓名鑑を作成するから調査表に記入して返信しろ、との往復はがきが届いてました。



コレはひょっとして巷でウワサの悪徳名簿業者というヤツでは?ということで、ネットで検索をかけたら、出るわ、出るわ。ちょっと調べれば何でもバレてしまうこのご時勢に、まだこんな商売が成り立っていること自体が不思議で仕方ありません。



その業者の作成した名簿の価格は10,800円だそうです。ウチの高校は毎年同窓会費3,000円を支払えば、高校から同窓会名簿が送られてくるのですから、卒業生にとってこの業者は存在価値ゼロ。



もちろんかき集めた個人情報をウラで流すのでしょうけれど、仮に僕がコレを書いて返信したとしても、職業欄は空欄のままですから、この業者にとって僕は利用価値ゼロ。



夜になると涼しくて、すっかり秋の気配ですね。でも、イヤにさびしい気分なのは、あながち季節のせいだけではなさそうです。
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一過

台風一過で夕焼けがとても綺麗でしたね。



せっかくだから写真でも、と思い、屋上のベランダに出ましたけれども、7号館の西側は5号館があって、残念なことに全然夕日が見れません。7号館と同じくらいボロいくせに、邪魔しやがって!



とても敗北感でいっぱいです。



ふと気がついたら5号館の屋上で写真を撮っている人がいました。腹いせに『夕焼けを撮る人』というタイトルで写真を1枚、パシャリ。



いくらか溜飲を下げて部屋に戻ろうとしたとき、何気なく8号館を見たら、窓から誰かがこちらをケータイで撮っていやがりました。きっとタイトルは『夕焼けを撮る人を撮る人』。



とてもとても敗北感でいっぱいです。
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宅配

台風直撃記念パーティー@研究室。



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外は強い雨と風。家に帰ってゴハン作るのがめんどくさい僕と、外に食べに行くのがめんどくさい後輩たちの利害が一致。まあたまにはこういうのもいいか、と思いまして。



外は時間を追うごとにどんどんヒドいことになってきてます。ピザとか取ってないで、さっさと帰ったほうが正解だったかなぁ、と心の片隅でちょっぴり後悔しはじめております。



ピザを届けるほうも大変。届けられたほうも後悔。みんな不幸。まあいっか。
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異動

事務から連絡が入って、冬学期のTAは数学から外れることになりました。アレは50数枚に及ぶレポートの採点が毎週課されるので、TAの中でもっとも大変な科目のひとつなのです。



今回は製図を担当できる人間が僕しかいなかったらしく、そっちに回ってくれとのこと。アレは学生が書いてきた図面を元に、訂正箇所を教えるだけなので、もっとも楽な科目のひとつなのです。



たぶんもう数学に戻ることはないでしょうから、これからはバイトの負荷がとても減ってくれそうです。



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いつかは作ってみたいと思っていた交友関係図。それをモトに学科の後輩諸君をからかってみたかったのですが、ついに作らないまま、その機会を逸してしまいました。それだけが心残りです。
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朝焼

ドイツ人留学生をはじめ、周りに富士山に登ってきた、という方が大勢いらっしゃいます。



ちょうど頂上で朝日が昇るのが見えてねぇ、とか、なんか曇ってて見えなかったんだよ、とか。日焼けで顔を赤くして、話をしてくれます。



でも、皆さんご存知ないようですけれど、朝日が登るのを見るのでしたら、別に7号館のベランダから全然キレイに見えるのです。



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山に登って、体力的にも精神的にも追い詰められてこそ、朝日が美しく見えるのかもしれませんが、徹夜もまた、体力的にも精神的にも追い詰められるものなのです。



朝もやのかかる街、というのも、それはそれで趣きがあって良いものですよ。
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使者

というわけで、3つあるうちの実に2つの飲み会をサボりました。特に本日は、研究室の同期に集合をかけておきながら、かけた本人がサボるというウルトラC。



ああ、久しぶりにみんなの顔を見たかったけれど、残念…。



と思っていたら、夜中10時ぐらいにUとZがわざわざ差し入れを持って、研究室まで来てくれました。



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ありがとう。ちょー元気出たよ。時間は消えたけど。おもてなし、全然出来なくてホント申し訳ないです。
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遅筆

大学のXX0周年記念事業とかで、あちらこちらで工事をしております。そのうちの1箇所が、1号館前の広場。イチョウの大木を取り囲んでうっそうとした雰囲気を作っていた木々は軒並み切り倒されてしまいました。



確か、あそこら辺には白地に茶ブチのネコが1匹、ナワバリにしてたはずだったけれど…



と思ったら、件のネコはR品館の前で恨めしそうに工事現場を眺めながらニャーニャーと抗議の声を上げておりました。



キミキミ、住むところがないのならウチへ来ないかね?


いや、実は今、明日締切の論文2本を抱えていて大変忙しくてね。


キミの手を借りたいぐらいなのだよ。1本、僕の代わりに書いておいてはくれないだろうか?


報酬?そうだな…。第二著者としてキミの名前を論文に入れようか。


何?名前がまだない?それは困ったな…




などと、頭の中で苦沙弥先生をやりながら、本日2度目のコンビニに昼食を買いに行ってまいりました。



苦沙弥先生のモデルとなった夏目漱石自身は、物を書くのが大変早かったようですね。あやかりたいものです。
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